ピジョンブラッドカラーも玉石混交。最高峰のルビーを選ぶポイント

ピジョンブラッド、というのは最も上質なルビーを表す名称、ある種代名詞として語り継がれています。

石全体から鮮やかな赤があらわれながら、奥へ奥へと視線を向けると透明感があるのに深みのある色合いを感じさせる。

ルビーのなかでほんの一握りの美しさ、品質を指すのがピジョンブラッドです。

しかしながら基本的に現在日本で流通しているのはピジョンブラッドに等しい色合いをしているもの、つまりピジョンブラッドカラーのルビーになります。ピジョンブラッド品質のルビーではないのです。

 厳密なピジョンブラッドの品質と定義

オークションハウスを含め、世界中の市場で認められるピジョンブラッドルビーは

2カラットアップ、ミャンマーのモゴック産、非加熱、そして美しさを兼ね備えたジェムクオリティになります。

希少性の飛びぬけたルビーはGübelin、もしくはSSEFの鑑別書が付属する場合が多く、

2024年現在もその類稀な美しさと希少価値によってピンクダイヤモンド等と同様に数千万円以上、億単位の金額で取引されています。

 ピジョンブラッドカラールビーの品質

宝石は配当を生む資産ではありません。
しかし、本当に美しいものだけが結果として市場で評価され続けます。

そのため将来的な価格上昇を前提にするのではなく、
「美しいと評価できる品質」で、長く身に着けられる作品を選ぶことをお勧めします。

一つの目安としては、ミャンマー産で、加熱であれば1.5カラット以上、非加熱であれば1カラット以上、

さらにGIA・SSEF・Gübelinといった信頼性の高い鑑別機関による評価が付属しているものが挙げられます。

 ルビー鑑別におけるGIAの基準

鑑別機関はピジョンブラッドカラー等の名称を記載する際、それぞれが独自の基準を設けて鑑別書を発行しています。

その中でなぜGIAの鑑別書がお勧めなのか、というとその他の鑑別機関に比べ一定の品質が保たれている点が挙げられます。

まずGIAがピジョンブラッドカラーと記載する場合はミャンマー産のルビーに限定しています。

そこから一定の透明度と蛍光性の強さといった要素含め、すべての基準を満たしたものだけが鑑別書として発行されます。

その他の鑑別機関が発行しているピジョンブラッドカラーのルビーも美しいものはもちろんあるのですが、GIAに比べると品質にバラつきが見られます。

 ミャンマー産と同等のピジョンブラッドカラーも選択肢に

昨今の市場にはミャンマー産に匹敵する美しさのルビーも存在しています。

比較的流通量の多いタイ産、モザンビーク産、特にモザンビーク産は薄手の原石が多いのですが、

上質なものは色合いの鮮やかさ、透明度の高さからとても高い評価を得ています。

そのため当店ではGIAでピジョンブラッドカラーが取得できているものと同等の色合いであれば、ピジョンブラッドカラーとしてご案内している品質もあります。

 終わりに

インターネットを見ているとピジョンブラッドと呼ばれるルビーの色合い、透明度、総合しての美しさがバラバラであることに気づかれるかと思います。

鑑別書を通してチェックするポイントを把握し、実店舗で様々な品質を比較しながらご自身のライフスタイル、ファッションに合ったルビーを選んでいただけましたら幸いです。

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