1月の誕生石から人気のデマントイドガーネットをご紹介。希少性と価値ある色合いについて

ガーネットの中で最も人気のあるもの、というと真っ先に挙げられるのがデマントイドガーネット。

その特異な美しさを語るには、さまざまなガーネットと見比べるとよりわかりやすいかと思います。

宝石の不思議、神秘的な魅力と言えますでしょうか。

同じガーネットに属する宝石ですので基本的に同一の結晶構造を持っているのですが、化学組成によって色合いがこれほど異なります。

ガーネットは赤いもの、といった印象が強い中で素晴らしく鮮やかなグリーンのデマントイドガーネットは特に際立つ存在です。

 デマントイドガーネットの特徴

昨今では中東やアフリカでもデマントイドガーネットが産出していますが、最も高い評価を得ているのが

世界初の産出地であるロシア産のデマントイドガーネットになります。この産地の上質なものは色合いの鮮やかさと特徴的な内包物から生まれる美しさによってジュエリー愛好家だけでなくコレクターの方々の心をも鷲掴みにしています。

石の中を弧を描くように走る内包物は「ホーステール」と呼ばれ、光を浴びると鮮やかな発色と共に独特の照り返しを見せます。

この特徴は多すぎると美しさを損なうため、色合いの鮮やかさと共生するようなもの、逆に透明度がずば抜けて高品質なものがより価値のあるデマントイドガーネットとして人気が高いです。

 デマントイドガーネットの色合い

ここで色合いの幅についても言及したいと思います。

デマントイドガーネットは黄色味の強いもの、グリーンをベースに僅かな黄色を帯びたもの、グリーンがとにかく鮮やかなもの、といったように様々な色合いがあり、このあたりは好みによるところも大きいです。

なかでも間違いのない選択として当店がお勧めするのはグリーンが鮮やかでありながら輝きも持ち合わせたものです。

昨今のレアストーンに分類される宝石の相場や供給量も鑑みると、なるべく上質なものを選ぶ、というのが最も良い選択となるかと思います。

 デマントイドガーネットでお勧めの品質

オーストラリアのピンクダイヤモンドやブラジル産のパライバトルマリン、アレキサンドライト、ミャンマー産のルビー、サファイアと挙げればキリがないのですが、恐ろしいほど急速に日本の市場から見られなくなっています。

元々産出量が限られているなか、この1年の急激な為替相場の変動と相まって輸入が減り、日本市場で流通していた宝石たちが海外へ向かっています。世界のどこかで誰かの手に渡っているのです。

特にデマントイドガーネットでは1カラットアップに仕上がるものは極端に少なく、かつビビッドなグリーン、透明度が高く輝きの強いものとなると希少性が跳ね上がります。

当店ではお好きな色合い、ジュエリーデザインを選んでいただけるようできるだけご用意しているのですが、

それもこの数年で難しくなるという予感がしております。

色合いや輝きを比較しながらジュエリー選びができるこの時期に、よりよい品質を選んでいただけましたら幸いです。

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